SOULのR32GT−R
平成5年に新車でBNR32を買うと心に決め貯金を始めて平成6年にいざ購入する時VスペックUに憧れてはいましたが標準車よりプラス100万近い設定では全く手が出なくてなくなく標準車を購入しました。
購入前から納車後10年はいわゆるチューニングを楽しみ(純正交換部品は保管しいつでも戻せる程度のライトチューン)所有10年目から各所リフレッシュとVスペック化の計画を立てていました。
Vスペックと標準車のパーツの違いを細かく調べてその都度部品を購入し揃えていき所有15年目で完成しました。(コーションプレートも廃車から取り外したものを持っていますがそれだけは交換できないので標準車のままとしトランクに貼るステッカーは本物のVスペックでない為あえて貼らずコレクションのみとしました。)
Vスペック仕様を十分に味わったので所有20年目でフルノーマルの標準車に戻す予定でしたが急に標準車に戻したくなり所有17年目でフルノーマルに戻しました。(一部BCNR33部品流用)
社外品に交換した時に掛かる車への見えないストレス、フルノーマルだからこその扱いやすさ、自身の腕、スカイラインの歴史、車両開発者の苦労を考えていつまでも気持ち良く乗れるRを目指しています。
これだけ長くGT-Rに乗っていると数店の極悪チューニングショップ,車屋に泣かされました。 望んでいないものを取り付けられたりプロとは思えない低い技術だったりやたらになんでも社外品に交換させたり明細とは違うものを取り付けたり、作業を一切見せないなどカモにされたのかもしれません。 今になって思えば完成されたGT−Rをわざわざ崩す行為をしたのは自分でありその店の技術レベルを見抜けなかったのも自分、チューニングの怖さを気が付かなかったのも自分であるので今後絶対にGT‐Rは改造はしません。
むやみやたらとなんでも社外品に換えるオーナーさんも多いですがメーカーは一つの部品に膨大な開発時間、開発費をかけて作っているので社外品は勝てるはずもありません。 メーカーは各パーツをメリット、デメリットを比較し少しでもデメリットになれば採用はしていません。 むやみやたらに社外品に換えることは自分的にはデチューンであり純正部品流用が「ハズさない改良」だと思っています。 新車のBNR32を知らずに雑誌等に流されるまま意味もなく社外品に換えているオーナーさん、初心に戻って純正部品に戻してみませんか? BNR32は純正のままでも十分速くデビュー後20数年経った現在でも決して色褪せない性能です。
管理人SOUL のコンセプトです。
@外装、内装は極力ノーマル。
A常に外装、エンジン、室内、シャーシと清掃に努めています。 soulは速い車は綺麗と言う考えです。
B消耗品、壊れやすい部品は故障前に定期的に交換し基本性能を維持しています。
CR32の部品に拘らずR33、R34の対策された部品を上手く流用します。
D極力社外品は使わず純正もしくはニスモ製を使います。
E調律というチューニングはありですが改造というチューニングはしません。
F工場からディーラーに届いたばかりのRを目指しています。
SOULのこだわり
名機RB26DETTはノーマルです。 所有14年目の2008年にOHしています。 ヘッド、イン、アウトのガスケットは耐久性を考えメタルガスケットに交換済みです。 クランクプーリーもBNR32純正より高性能で安価なBCNR33純正に変更しています。
エンジンオイルは日産純正オイルを3000キロまたは6ヶ月ごとに交換していますが現在走行距離も伸びないので300キロほど走って半年で交換というパターンが多いです。 オイルフィルターも純正に拘っています。 量販店などに売られている同等品と言われる商品は中を開け濾紙を見ると同等でないことがわかります. やはり純正品は素晴らしいです。
以前純正タワーバーを入れていましたが本来の姿ではないので取り外し取付部は綺麗にレストアしました。
タービンアウトレットは主治医の提案でBNR32純正より少しだけ大径化したBCNR33純正に交換してあります。 BNR32は2つのタービンの回り方に差があるらしくそのためリアタービンがブローしやすくメーカーもその対策の為BCNR33でアウトレットを大径化したと思われます。
経年劣化によりボロボロになり放置される事が多いクランク角センサーの封印ステッカーも取り寄せ新車時と同じような状態にしてあります。 クランク角センサーなどアルミ製の部品は時間が経つと表面が腐食していきますので定期的に腐食部分を磨いて取り除き見た目にも拘っています。 ゴム部品はほとんど新品にしてあります。 ホースクランプもエンジンOH時に使える物は錆を落とし再塗装、錆のひどいものは交換してあります。
サージタンク、ヘッドカバー共にエンジンOH時にSOUL自ら塗装しました。 前期型ではサージタンク全部塗装されているのですが後期型ではコストダウンにより見える部分しか塗装されていないという事が許せなくて塗装は全く剥がれてはいませんでしたが車載状態では絶対に塗装できないのでエンジンを降ろしたついでに剥離、塗装しました。 色はつや消し黒に薄く耐熱クリアを塗りました。
普通再塗装をするとツルツルにしてしまうことが多いのですが新車時の状態にこだわりたいので梨地のままとしました。
この頃の日産車はライトが暗いのが定番です。 安全最優先でここだけは日産アルティアから販売されたR32用キセノンライトを発売初日に購入、交換してあります。 このようなコーションラベルが付いてきます。 バラストの取り付け位置まで指定されています。 このキットはBCNR33がHID化されたついでに?販売されましたが当時非常に高価でしかもディーラーで販売、交換のみという強気の販売方法だったためだったためトータル100セット売れなかったそうです。 安い社外品を付けるより信頼とこだわりの純正品を選びました。 当時部品代に取り付け工賃まで入っていました。 現在のHIDから比べるとはるかに暗いですが純正より明るいので良しとしています。 今まで軽く100台以上はBNR32を見ていますがこのキットをつけているRをいまだに見たことありません。 某有名社外品(べ**)の倍の価格を出して暗い商品を買う人はあまりいないのかもしれません。
雨がかかり痛みやすいボンネットキャッチ部も外せる物は外して錆落とし、再塗装しました。 エアコンパイプの後ろにあるのはキセノンキットの配線です。 純正品は配線場所まで指定されています。 熱の問題、もしもの時の火災などにも対応してメーカーが考えてあります。 ラジエターも定期的に取り外しフィン清掃、内部洗浄をしています。 傷みやすいホーンも再塗装しました。 バンパー内のレインホースもニスモ仕様から純正仕様にした時に穴なしレインホースに交換しました。バンパーを取り付ければ見えない場所ですが純正部品同様艶なしのガンメタに塗装しました。
フロアマットは純正マットが汚れるのが嫌で新車時から上に安いゴムマットを敷いています。 ルームミラーの前のガラスにアンテナ部を貼り付けグローブボックス内にETCを付けています。 グローブボックスを閉めてしまえば見えないように拘りました。 購入当初カード抜き忘れの恐れもあるので音声警告のETCを選びましたがエンジン始動のたびに音声案内が出るので交換もしくは対策をしたいと思っています。 シートの取り付け部も前期型に付いていたカバーを取り寄せ取り付けました. 前期型の標準装備であったグローブボックスダンパーも取り付けてあります。 シートの劣化も考えられるので擦れ防止と汚れ防止の為にあえてビニールを被せたままにしてあります。 現在は某自動車メーカー内装用の生地を入手しカバーを製作しました。 これで紫外線も安心です。
幻の純正セキュリティが付いています。 キーホルダーも当時物のニスモ製にこだわり随分くたびれていますがいまだに使っています。
Cピラーの内装は32の定番のトラブルで縮んでしまったので縮まない合革に張り替えました。 新品の純正品もストックしてあるのですが糊の剥がれに対して対策はされたとはなっていますが少し糊を増やしただけで根本的対策はされていません。 張り替えて10年近くなりますがいまだに縮みはありません。
シフトブーツ&サイドブレーキブーツを本革に作りかえました。 糸は赤だと定番過ぎるし黒だと目立たないので少しだけわかるようにグレーにしました。
小物入れにはフェルト状のシートが貼ってあるのですが薄く剥がれてくる可能性があるのでノンスリップマットを切って敷いてあります。
クラッチは主治医の提案でニスモカッパーミックスシングルセットにしてあります。 純正同等の扱いやすさとロングライフ、そしてノンアスベストで環境に配慮しての選択だそうです。
ミッション、トランスファ、デフなど定期的に純正オイルを交換しています。
FMラジオのみ使用の32純正デッキは単なる飾りになってますが今時のデッキでは雰囲気が損なわれます。 フロント、リア共に劣化した純正のクラリオン製スピーカーを取り外し紙でないクラリオン製スピーカーに交換済みです。 トラブル防止の為あと付け電装品は極力付けないようにしています。 素人仕事の後付電装品はかなりの確立でトラブルに繋がります。
新車購入当時からぶら下がっている注意書きラベル。 薄汚れて2枚に分離してきていますが外すつもりはありません。 このラベルを新車からぶら下げているオーナーさんは何人位存在するのでしょうか?
ステアリングも新車当時のまま大事に使用しています。 手前の白いのはステアリングに被っているナイロンカバーです。 Rに乗るときは必ずグローブをして極力ステアリングを痛めないように心がけています。
ブレーキはOHし再塗装しました。 Vスペックのブレーキ導風板も取り付けました。 ブレーキホース、パイプも定期的に新品に交換しています。
ブレーキパッドは純正品よりダスト量が少なく制動力アップを目的にプロミュー製を使っています。 プロミューのパッドの色は変に目立つので塗り替えて純正風にしてあります。
リアアームには幻の純正品のロアアームデュフューザーを取り付けてあります。
足回りのブッシュは10年目に全て純正品を打ち替えました。 ブッシュを打ち換えずにサスキットをどれだけ交換しても無意味です。
スプリング、ダンパー共に純正品を使用しています。 定期的にブーツなどのゴム製品は交換しています。
ダンパーですがBNR32は前期型と後期型が存在します。 後期型の方が車重が重くなった分減衰力が強くなっています。 Vスペック用が存在すると言う噂もありますが後期用に作られたダンパーをVスペックにも使っていたと言うのが真相です。
シャーシには防錆加工を施してあります。
外観はフルノーマルです。 フロントバンパーの弱い部分に補強を入れてあります。
リア3面にスモーク、サイドにUVカットのみのフィルムを施工しています。エアコンの効きとガラスの線傷防止です。
アルミホイールにコーティングをかけている為ダストは水洗いで落ちます。
タイヤはプレイズです。 BSに直接電話をし新車装着タイヤRE71と同レベルの現行製品を問い合わせてこの選択になりました。 現行のハイグリップタイヤでは当時のボディ剛性、足に合うはずもなくあっという間にボディ、足、ブッシュがヤレていきます。 16インチ、Vスペック、オプションスタッドレス用とBNR32純正アルミホイールは1台分すべて確保、保存してあります。
RB26の持つ本来のパワーを押さえ込む為のノーマルマフラーは耐久性に乏しい為熱のかかる部分を重点的に亜鉛メッキ処理後耐熱塗装をしています。 純正マフラーは形状から見ても下回りの整流も考えられているのではないでしょうか? 触媒は純正一の抜けと浄化性能を誇るBCNR33純正を流用しています。
触媒のスタッドボルトは熱で錆び朽ちるので朽ちる前に打ち抜いてボルト、ナットで留めるように改良してあります。 フロントパイプはアウトレットをBCNR33純正に交換していますのでBCNR33純正で太さを統一してあります。
フロントパイプをBCNR33用でメインマフラーをBNR32用だと何か問題があるか日産に問い合わせて全く問題ないとの見解でした。
リアフェンダー、ボディを守る為のマッドフラップをトラック用のEVAシートを切り抜いて製作しました。 このフラップを見た方は「ラリー車? トラック?」そんな意見を何度か言われましたが気にしません、ボディの方が大切です。 マッドフラップを付けてから飛び石による傷は全く無くなりました。フロントも同様にマッドフラップを取り付けています。 スカイラインはR30まで純正マッドフラップが存在していた記憶があります。 自作マッドフラップにスカイラインの文字を入れ純正品風にしてみましたがどんな感じでしょうか?
後期型では省略されている蓋も取り寄せて取り付けました。 トランク内装もテールランプ交換用の扉が付いた前期型に交換してあります。 後期型になり省略された部品、ステッカーも全部取り寄せ、もしくは複製して装着してあります。
現在このような状態でRを維持できるということは自らの努力もありますが主治医である福井プリンス様、TMワークス様、タケモト車体様、嫁のおかげです。 この先何年乗ることが出来るかわかりませんが出来る限り維持していきたいと思っています。
現在ほぼフルノーマルですが過去色々な部品、商品を試しました。 soulがお奨めする商品はこちら