開催中の企画展

秋塘と翠恒(第2期)

2020年1月22日(水)~2020年4月6日(月)まで

2019年度秋冬企画展、第2期は初代中村秋塘の次男、翠恒の作品群を3つの視点から展示します。一つは「平
物」と呼ばれる皿形の作品群です。飾皿等装飾性が際立つ九谷焼の皿類ですが、翆恒は伝統的な九谷の絵付け
技法に加え、素地に線刻を施しその上に絵付けをする事により、平面的な絵付けに彫刻的要素を加味しました。また、丸以外の形の皿の成形や独特の縁造りも行いました。もう一つは「立物」と呼ばれる花生けや壺類です。この作品群では立体としての形態と花や液体を容れるという機能性、その為の内部空間や開口部のバランスが追求されました。そして先に述べた線刻技法や釉薬のバリエーションと併せ、作品は豊かな表情を獲得しています。そしてもう一つが「置物」類。確かなデッサン力と造形技法によって生み出された作品群はまさに
「陶彫」。写実性と抽象性が一体となった作品からは、観る者に一遍の物語さえ感じさせます。素材と質感、
機能と形態と装飾、これらの調和を「陶芸」のもとに探求した中村翆恒。その探求の軌道をご高覧下さい。


中村翠恒
色絵丸文花入


中村翠恒
金彩牡丹香炉


中村翠恒
門置物(桜閣人物像)、白磁白衣観音 置物


中村翠恒
小判に鼠 置物、 巾着袋に鼠 置物

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